Float on the flow

とあるエンジニアのブログ。「ゆったり・しっかり」がモットー。

Webだけが残念なわけじゃない

ITMediaのこの記事に関して。
「日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編)」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html


日本は「出る杭は打たれる社会」だから、賢い人は「出ない」ようにしてるだけだと思う。
なので、残念だと言うならばそれは日本のWebじゃなくて日本社会そのものだよね。


しかも、一時期「ブログが原因でクビになりました」とかいう記事がよく出てたよね。
海外での事例って体裁だったけど。

そうしたら転職もそこまで自由じゃない日本の「優良企業」「大企業」で働いてる
優秀な人は、ヘタなこと書けないなと思って自重しちゃうわけよ。
自分や家族の身を護るために。
せっかくがんばって大学とか大学院出て、就職活動に勝ち残って会社に入ったのに、
ブログを公開したせいでクビ、今までの努力よハイサヨウナラなんていやだもんね。


だから、サブカル的な、匿名で盛り上がるWeb文化が出来上がってるんだと思う。
匿名ならリアルな自分は傷つかずに済むからね。

でもって、日本的な社会に閉塞感を感じてる人はゴマンといるわけで。
その中で能力がある人は自らそれこそシリコンバレーとかに出て行ってのびのびとやってるよね。

#自分は日本残留組だから、なんだかんだ言って日本が好きだから、
#日本の中でいろいろやりたいと思ってるけど。

なので、梅田さんには「残念」とか言うだけじゃなくて、どうしたらいいのかの
意見を聞きたいな。はてなという会社、サービスを通して具現化してくれるのでもいい。
そうじゃないなら、単なるシリコンバレー礼賛にしか聞こえなくなってしまう。

もうひとつ。
アメリカ=シリコンバレーという書き方になってると思うけど、
東海岸や南部やアラスカやハワイでのWebはどんな位置づけになってるんだろう。
アメリカだけでなく、ヨーロッパや中東、アジア、アフリカではどうなってるんだい?

正しくグローバルな視点で見たら、日本も捨てたもんじゃないんじゃないかな?

そんな気がしますよ。
僕は詳しくないのでよくわかりませんが。