Float on the flow

とあるエンジニアのブログ。「ゆったり・しっかり」がモットー。

クラウドの使いどころ

前回は「クラウドなんて使えなくね?」という話を書いたわけですが、
今回は「使いようによってはクラウドもいいよね」という話。


http://memo7.sblo.jp/article/25872133.html
こちらのエントリからインスパイア。


つまるところ、計算量が膨大になる場合は、クラウドの無尽蔵で
並列な計算パワーが役に立つよ、と。


この意見は一理ある。というか、これこそクラウドの使い方ですよね。

時折膨大な計算量が必要になることがあって、それをオンデマンドで
使いたい、と。そうなると、従量制のクラウドコンピューティング
よいよねという話。


この文脈だと、MapReduceだの、そのオープンソース実装のHadoopだのって
話も意味が明確になる。並列処理用に最適化されたアーキテクチャってことで。
(このあたりはもっと勉強が必要そう)


一部のベンダーが喧伝してるような「エンタープライズクラウド」ってやつは
やっぱりピンボケなバズワードでしかなく、本当のクラウドはもうちょっと違う姿を
しているよ、という感覚ですね。


クラウドは、いわゆる「業務システム」とはちょっと毛色が違う感じ。

計算パワーだけをクラウドに求めるなら、たとえばHadoopで処理するように
書かれたコードだったら、クラウドの提供ベンダーに縛られることなく
使いたいところのサービスを選んで利用できますからね。

しかも、その利用もワンショットの連続だから、サービス打ち切りによる
弊害とかもほとんどないですし。


というわけで、新技術は言葉に踊らされないで本質を見抜かないとだめですね、と
思ったのでした。