クラウドの使いどころ
前回は「クラウドなんて使えなくね?」という話を書いたわけですが、
今回は「使いようによってはクラウドもいいよね」という話。
http://memo7.sblo.jp/article/25872133.html
※こちらのエントリからインスパイア。
つまるところ、計算量が膨大になる場合は、クラウドの無尽蔵で
並列な計算パワーが役に立つよ、と。
この意見は一理ある。というか、これこそクラウドの使い方ですよね。
時折膨大な計算量が必要になることがあって、それをオンデマンドで
使いたい、と。そうなると、従量制のクラウドコンピューティングが
よいよねという話。
この文脈だと、MapReduceだの、そのオープンソース実装のHadoopだのって
話も意味が明確になる。並列処理用に最適化されたアーキテクチャってことで。
(このあたりはもっと勉強が必要そう)
◇
一部のベンダーが喧伝してるような「エンタープライズ・クラウド」ってやつは
やっぱりピンボケなバズワードでしかなく、本当のクラウドはもうちょっと違う姿を
しているよ、という感覚ですね。
クラウドは、いわゆる「業務システム」とはちょっと毛色が違う感じ。
計算パワーだけをクラウドに求めるなら、たとえばHadoopで処理するように
書かれたコードだったら、クラウドの提供ベンダーに縛られることなく
使いたいところのサービスを選んで利用できますからね。
しかも、その利用もワンショットの連続だから、サービス打ち切りによる
弊害とかもほとんどないですし。
というわけで、新技術は言葉に踊らされないで本質を見抜かないとだめですね、と
思ったのでした。