Float on the flow

とあるエンジニアのブログ。「ゆったり・しっかり」がモットー。

メールとブログ:コミュニケーション手段の使い分け

より良い情報流通の方法を求めて社内ブログの導入を計画中。

そこで、関連情報をメモ。


1)kennさん@インフォテリア 曰く:
CNET Japan Blog http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/002189.html より)

「閉鎖性」と「儀礼的沈黙」

メールというのは押しつけがましいものです。受信側では「読んでいることを期待される」のがウザイし、送信側では逆に「「読んでいることを期待される」のがウザイ」と思う受信側の心理を先回りして、メールを送ること自体を止めてしまわないまでも、なるべく無駄なことは書くまい、という心理が働きます。

「コミュニケーションのピラミッド・モデル」

メールは緊急度が高いことが期待されるため、最小限の情報を簡潔に伝えることが基本です。一方、ブログはメールで送るには押しつけがましくて遠慮してしまうような話題を気軽に書き込めることがメリットなので、メッセージとしての緊急度は低く、情報の総量は多くなります。


2)id:jkondoさん@はてな 曰く:
ISED設計研 http://ised.glocom.jp/ised/10060821 より)

メールは使いようなんだと思います。メールは意図した人にしか届かないので、情報は共有されているといえばされている。しかし、読む側からのアクセスというのが非常に悪いと思うんです。結局、はてなでは実はほとんどメールを使っていません。対外的になにか連絡するときBCCで社内に投げるといったことはしますが、個人発の情報はブログに書くようにしています。なぜかというと、ひとつはメーリングリストというのは公共の場所になってしまうので、自発的に発言する人が減ってしまうからです。逆にブログは基本的に誰でも読める状況で、読む側が情報を取捨選択する。興味のない人・ある人の境界を設ける必要がないわけです。

 メールがだめならメッセンジャーはどうだという話がありますが、これは非常に生産性を下げてしまうと思います。チロリンと話しかけられたときにプログラムを書いていると、10分ぐらい中断されてしまって、結局なにをやっていたのか忘れてしまうといったことが起こる。メッセンジャーは同期的すぎるわけです。そこで、準非同期ぐらいでいいなと思うのはブログなんですね。